「新卒を捨てるともったいない」大学卒業後、留学をするというと周りの友達にこの言葉をたくさん言われました。
なんでもったいないのかな?と思っていたのですが、よく話を聞いてみると、新卒一括採用というものがあるということを教えてもらいました。しかし、大学3年生の留学を決めた時にはこのことを全く知りませんでした。
今回は、新卒を捨てて留学に行くときのメリット・デメリットについて紹介します。
新卒者のメリット
日本では新卒一括採用というものがあるからです。企業が卒業予定の学生を対象にして求人し、在学中に内定を出し、卒業後すぐに勤務させるという世界に類を見ない日本独特の雇用形式だそうです。
そのため、新卒者はポテンシャル採用となり能力を見られるのではなく、その人自身に対して伸びしろがあると評価されるそうです。
仕事に必要な能力を持っている人を採用するのではなく企業に入ってから能力を磨くということだと思います。なので、スタートダッシュが同じで年代の近い仲間がいるためメリットが大きいのかもしれません。
新卒じゃないと就職が難しい?
私は話を聞けば聞くほど新卒で就職しないと今後就職できないのではないかととても不安でした。
しかし、留学エージェントさんや就活アドバイザーさんに話を聞くとそんなことはないと言ってもらえました。
中途採用で就職する人もいれば、第二新卒として就職活動をする人もいるそうです。また、留学で培った語学力を活かして、新卒時点では、就職が厳しいとされていた企業にも挑戦できるかもしれません。
きっと私が思っている就職活動はほんの一部で、もっと視野を広げられれば可能性は多くあるのだということがわかりました。
新卒を捨てるデメリット
新卒を捨てて留学に行く際には、いくつかのデメリットが考えられます。以下に挙げたポイントは一般的な視点からのものであり、個別の状況によっては異なる可能性があります。
- 新卒採用の機会の喪失:
- 留学中に新卒採用の機会を逃すことで、同期入社や同年代の仲間と一緒にスタートする機会を失う可能性があります。これが将来のキャリアに影響を与えるかもしれません。
- 業界経験の遅れ:
- 新卒で入社することで、早い段階から業界の経験や専門知識を身につけることが期待されます。留学によって、同じ程度の経験を積むまでに時間がかかる可能性があります。
- キャリアの遅れ:
- 留学中は仕事に従事する時間が制約されるため、同年代の仕事仲間がキャリアを積む中、自身のキャリアが遅れる可能性があります。
- 業界や職種の変更が難しくなる可能性:
- 新卒で入社した場合、その企業や業界において特定のスキルや知識を得ることが期待されます。留学により異なる分野で経験を積んだ場合、帰国後に元の業界や職種に戻ることが難しいことがあります。
これらのデメリットは留学を選択する際に検討すべきポイントです。ただし、留学が自身の成長や将来のキャリアに寄与する場合もありますので、慎重に計画を練り、リスクとリターンをバランス良く考えることが重要です。
帰国後日本で就職考えている人は、このようなデメリットを理解して、デメリットに勝る何かを持っているとアピールしやすいかもしれません。
実際に帰国してから同年代の友達(既に働いている)と話した時は自分自身のキャリアを築き上げていて少し遅れを感じました。
しかし、留学は、異国の地で踏ん張って、苦しいことも耐え抜き、日本では経験できないことを経験しているので、比べる必要はないなと感じました。
実際に留学をした人たちはどんな人が多いのか
では、実際に留学中の方はどういった方が多いのでしょうか。
大学生 | 半年〜1年ほど休学をして留学(大学3年生を終わってから1年休学してる人が多かったです) →帰国前、帰国後に就活をする →新卒として帰国後に就職をする |
大学卒業後 | 新卒を気にせず大学を卒業後に留学 →プログラムが終わると帰国し、就職(帰国前に就活をしていました) →ワーホリを延長して現地に残る、または違う国にワーホリに行く |
あくまでも私の周りにいた方を参考にしてみました。
人それぞれ進む道が異なっていて、将来について興味深かったです。
将来について悩むことがあるのであれば、留学経験者や留学中の方に将来について聞いてみるのもいいいかもしれませんね。
海外の学校に行ったら新卒なのか?
海外の学校に行ったらこれは新卒じゃないの?っと疑問に思っていたのですが、留学エージェントさんに聞いてみるとCOOP留学で学校に行った場合は、第二新卒(大学卒業後3年〜5年企業によって異なる)になると言われ、留学後も第二新卒として就職活動を進めることが一般的であることが分かりました。
異なるケースですが、海外大学または、大学院に進学した場合は新卒扱いになるようです。
留学を選ぶ際の選択肢
留学を検討する際、様々な選択肢があります。
他にも調べるとたくさんあると思いますが、ここでは私が考えていた選択肢を紹介します。
- 春休み、夏休みを使って短期留学
- 大学を休学して留学
- 卒業して留学
- 在学中または、働きながらオンライン留学
私の場合は少なくても1年間は留学したかったのと現地で生活をしたいと思っていたので2.3の選択でとても迷いました。
私は大学で部活動をしていて、最後の試合が秋ごろまであり、最後の試合は絶対に出たいと考えたことと、留学中に大学のことも同時に考えることが私には難しかったため大学を卒業してから留学することに決めました。
それぞれの選択にはメリットやデメリットがあり、自分の目標や状況に合ったものを選ぶことが重要です。
最後に
留学を通じて得た経験を共有すると、自分が知らない情報や視点がたくさんあることに気づきました。
他者の意見を聞くことや、自分で情報を収集し、考えることが大切であり、自分にとって後悔のない選択を見つけるまで迷うことも重要だと感じました。
これからも自らの経験を活かし、成長し続けていきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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